検査値が高い場合は腎臓のはたらきが悪くなっていることが考えられ、逆に低い場合は、尿素をつくっている肝臓のはたらきが悪くなっているか、タンパク質の摂取が極端に少ないことなど。
8~21mg/dL
高値 | 低値 |
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急性腎炎 慢性腎炎 腎不全 腎盂腎炎 腎がん 腎硬化症 心不全 脱水 | 肝障害 低タンパク食 拒食症 尿崩症 妊娠など |
腎前性」「腎性」「腎後性」
「腎前性」とは、腎臓でろ過される前の段階が原因になっているもの。
尿素の元となるタンパク質の摂りすぎの場合。肉などを大量に摂るとBUN値はわずかながら高くなる。
脱水になると尿素が吸収されるために上昇。
心不全によって腎臓に流れる血液量が少なくなると腎臓のはたらきが悪くなり上昇。
「腎性」は、腎臓そのもののはたらきが悪く上昇。腎前性と比べると比較的高い値。
「腎後性」で、尿路や膀胱に問題があることで起こる。腎結石、尿管結石、膀胱がん。
低い値の場合は、肝障害のほか、低タンパク食、拒食症、尿崩症、妊娠など。
BUNは脱水によって高値になるので、尿量、尿比重、水分摂取、下痢の有無など水分出納を確認。
BUNの値が上がると身体がかゆくなることがある。