単相と三相

冷蔵冷凍ロッカーは3相200Vで効率が良いとパンフレットにある。

今回、設置にあたり、配電工事が必要ということであった。
200Vのコンセントはあったので、簡単に済むと考えていたが、そうではなかった。

コンセントは普通の単相の200Vのコンセントで、動力電線の話だから違いますと言われた。
なんのことかわからない。

動力電線とは3相の電線ということで交流の波形が3つあるということ。

なぜ動力電線というか、というと動力とはモーターを動かすという意味で良いと思う。

単相だと回転を生むことができない。モーターを工夫しないとできない。

単相でいうモーターとは、永久磁石の中に、電磁石を入れて電流を流すと、永久磁石との引き合う力と反発する力によって、電磁石が回転するという原理。
しかし、半回転すると安定して止まってしまう。
そこで、コミテータなどの工夫で回転を続けさせる。

切れ目がはいっているので、そこで磁石ではなくなり、いきおいで回転をつづけて次につながったときには逆向きの電流になっている。これで回転を続けることが可能。
しかし、いきおいが足らないと電流切れたままになり、止まってしまうかも。

3極にすることで、切れ目でもどこかに電流が通じており止まってしまうリスクがない。

三相

こちらも3極だが、電磁石が回転するのではなく、3相なので順次磁界が変わり、直接回転力を生むことができる。

それで動力電線。

上記のように、鉄心にコイルを巻いたものを3相のU相コイル, V相コイル, W相コイルとして、ずれを120°に配置することにより、この3相電圧の高いほうのコイルにN極、低いほうにS極が発生します。
それぞれの相は、正弦波状に変化しているため、各コイルから発生する極(N極、S極)とその磁界(磁力)が変化していきます。
この時、N極が発生するコイルだけを見ていくと、U相コイル→V相コイル→W相コイル→U相コイルと順番に入れ変わるため、回転することができます。

とのこと

電気を使うには契約する。

30Aとか50Aとか。

これも単相と三相で別々の契約になる。
ロッカーは20A使う。2台で40A。
現行でも三相の契約があるが、強力エアコンの使用のための契約で30Aしかない。
元は酒屋のためか、単相の契約は75Aもあるらしい。

線が太くなるので引き込み工事も必要となるらしい。