過活動膀胱治療薬 TIPS

抗コリン薬交感神経作動薬(β
畜尿障害:膀胱を弛緩し膀胱用量を増大させる作用(抗コリン作用)や 膀胱過緊張状態を抑え排尿を抑制する作用(Ca 拮抗作用)
抗コリン薬:膀胱平滑筋ムスカリン受容体の抑制にりより、過活動膀胱症状を改善するが、全身に存在するムスカリン受容体遮断によるSEが多い。口内乾燥、便秘、排尿障害
閉塞隅角緑内障には禁忌。脳血管関門を通過しにくくしてあっても、認知機能の低下に注意
また、高齢者ではその他のSEも起きやすい。
β3作動薬:畜尿期の膀胱弛緩作用を増強して過活動膀胱症状を改善する。口内乾燥、便秘等のSEも少ない。膀胱排尿機能には影響しないため排尿障害は起こりにくい。
心臓に対する作用により、QT延長等を引き起こす可能性が否定できないため、不整脈患者には注意。
適応症が過活動膀胱のものと神経因性膀胱とある。
GL
女性の過活動膀胱には抗コリン薬、β3作動薬を1st。
男性で前立腺肥大合併ではα1遮断薬あるいはPDE5阻害薬を優先し、抗コリン薬を併用。
初期治療後、β3作動薬を併用できる。
前立腺肥大の無い場合、 抗コリン薬、β3作動薬を1st。
オキシブチニン:ポラキス(ネオキシテープ)
他の抗コリンで効果不十分の二次選択
テープはSEが少ない。
1日3回
プロピベリン:バップフォー
1日1回
トルテロジン:デトルシトール
1日1回
フェソテロジン:トビエース
1日1回
ソリフェナシン:ベシケア
1日1回
イミダフェナシン:ウリトス・ステーブラ
1日2回。
ミラベクロン:ベタニス
生殖可能な年齢の患者への投与はできる限り回
生殖器系への影響あり
フレカイニド・プロパフェノン
ビベグロン:ベオーバ