ハピネス薬局

服薬

服薬と嚥下の工夫

龍角散 新田信一顧問

かかりつけ薬局、健康サポート薬局の時代についての話があったが、提案型にならないと、ということか。

たとえば、嚥下の問題、服薬が難しい患者、服用錠数が多い、また水分制限がある患者になにも提案していないのか、という論調。

服薬ゼリー。包むタイプと混ぜるタイプ。

通常は包むタイプ。ツムラの社長のお母さんから、これでは漢方は飲めないとクレームがあって、混ぜるタイプを作ったとか。
大正からクレームがあって、クラリス用に中性チョコレート味も作ったとのこと。

実際に両方とも服用した。
小さい容器に小さじですくって飲むが、容器を見たまま飲むと頭が下を向いているので、飲んだ時に、薬は舌先に残って、つるっとゼリーだけがのどの奥に行ってしまうので、飲むときは正面を向くようにした方が良いと思う。上だと誤嚥の心配がある。

小児と薬

エバルス 末森香織

年齢区分(添付文書上)

未熟児
WHOで定められている低体重出生児(2,500g未満)
新生児
出生後~4週未満
乳児
4週~1歳未満
幼児
1歳~7歳未満
小児
7歳~15歳未満
成人
15歳以上

胆汁の量が少ないのでミセルになるものは不利。

体重あたりのクリアランスは1-6歳で高くなる。体重当たりの肝・腎の割合が大きくなるため。

水分は多い。水溶性薬物は分布容積が増大し、血中濃度低下。脂溶性では分布容積が低下(ジアゼパム)。
結合蛋白の濃度が低い。遊離型薬剤の血中濃度上がりやすい。
p糖蛋白の濃度が低い。中枢移行が高くなる。

特有の副作用

副腎皮質ステロイド
成長遅延
テトラサイクリン
骨軟骨発達の障害
ニューキノロン
骨軟骨発達の障害
イソニアジド
肝障害
バルプロ酸
肝障害
ワルファリン
抗凝固効果の発現感受性が高い。
抗菌薬
下痢

その他、予防接種のスケジュールなど。

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