しらお小児科・アレルギー科クリニック 白尾謙一郎 院長
アレルギー
IgEを発見したのは1966年石坂公成・照子夫妻でノーベル賞級の仕事。
アレルギーは異常な作用という造語。allos+ergon
アレルギーの増加には、衛生仮説というのもある。
IgEは寄生虫への対策か。今は悪者。IgE抗体が多い、高いというのは、たくさんしっかり記憶をしているということで、アレルギーを発症する可能性が高いとはいえるが、発症するかどうかは別の問題。
抗体が高いからただちに、摂取を控えるということにはならない。
アナフィラキシーとは皮膚と呼吸のように、同時に複数のアレルギー症状が起きること。
アナフィラキシーとアナフィラキシーショックとは違う。アナフィラキシーが進行すればショックを起こすことがある。
エピペンについては習得しておく必要がある。今は昔より、早めに使うようになった。使わずに死亡したら関係者は裁判で負ける。
各アレルギーは相互に干渉する。
肌の状態が悪いと、食物アレルギーも発症しやすい。外用剤で肌のコンディションを維持することが、非常に大事。
使えない薬に注意。ラックビー、ミヤは大丈夫だが、ラックビーRはダメとか。
塩化リゾチーム、タンニン酸アルブミン、乳酸菌製剤、カゼイン(ラコール、エンシュア、アミノレバンなど経腸栄養剤)