ハピネス薬局

潰瘍性大腸炎

レクタブル

EAの説明

ステロイド(ブデゾニド)の注腸フォーム。

液は、①漏れてくる。②多くて重い。③時間がかかる。(体位変換)

泡が直腸~S状結腸までひろがり、とどまる。漏れにくく、立ったままで済む。

バイオアベイラビリティは16%、肝臓で代謝。SEとして血中コルチゾール減少、血中コルチコトロピン減少。

Rectum(直腸) + Bubble。

潰瘍性大腸炎の薬物治療について

広島記念病院内科 隅井雅晴副院長

炎症性腸疾患にはいろいろあり、そのひとつ。

クローン病はどこにでも。潰瘍性大腸炎は大腸、一部 十二指腸。

血便は大腸が中心なので潰瘍性大腸炎に多く、クローン病は少ない。

腸管外合併症が多く、アフタ、関節炎、また皮膚炎が多い。

活動期と完解期。間違った指導が多いが、基本的に完解期は何しても大丈夫。食べ物も飲み物も。

妊娠も問題ないのに、ダメというとんでもない指導もあった。

サラゾピリンは5-ASAとスルファピリジンだが、スルファピリジンで湿疹などのSE。

5-ASAは男性不妊というSEがあるが、妊娠しにくいだけで、妊娠すれば問題ない。

アサコールは右下で割れて、右下まで。直腸には届きにくい。

5-ASAにアレルギーを示す場合は、わざとサラゾピリンを加える。免疫抑制作用。

5-ASAでのSEで心膜炎など。ステロイドで治療。

免疫調節剤。アザチオプリン:悪性リンパ腫が通常の4倍とされるが、絶対数は非常に少ない。NUDT15遺伝子多型が白血球減少、完全脱毛に関与

完解導入のための免疫調節剤:タクロリムスは非常にパワフル。

抗ヒトTNF-αモノクローナル抗体。Infliximab(レミケード)、Adalimumab(ヒュミラ)、Golimumab(シンポニー)

ハピネス薬局082-299-3089広島市南区翠5-17-15
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