ハピネス薬局

調剤と情報 2016/12 Vol22-15

1minTest

バニレクリンの投与期間は12週間。(最初の7日は喫煙:スターターパック。終了後さらに12週間可)

フレイルは健常な状態と要介護の中間。

行動パターン変更法が喫煙欲求をコントロールするのに有効。喫煙と結びつく生活行動パターンを変える代償行動法。

イムルビカは日本での希少疾患となり、治癒が難しい血液癌のひとつである慢性リンパ性白血病に適応。

COPD

COPDは、呼吸機能検査で正常に復すことのない気流閉塞を示す肺の炎症性疾患。中枢気道、末梢気道、肺胞領域、肺血管に病変。

中枢気道病変:喀痰症状

末梢気道病変・肺胞領域の気腫性病変:気流閉塞
通常は進行性で、末梢気道病変と気腫性病変(弾性低下)がさまざまな割合で複合的に作用して生じる。
タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入暴露することで生じる炎症が原因。

肺血管病変:肺高血圧症

労作時の呼吸困難(息切れ)や慢性の咳・痰を特徴とする。徐々に進行し、咳と痰は初期から、呼吸困難はある程度進行してから持続的・反復性に生じる。
加齢や風邪によるものと見過ごされることもある。

全身性に波及し、栄養障害、骨粗鬆症、骨格筋機能障害、心血管系疾患、抑うつ、DMなどのSystemic Effectsをもたらす。

GLでは
管理目標

症状およびQOLの改善
運動耐容能と身体活動性の向上及び維持
運動耐容能と身体活動性の向上及び維持
増悪の予防
疾患の進行抑制
全身併存症と肺合併症の予防と治療
生命予後の改善

薬物療法は有用。
気管支拡張薬(抗コリン薬、β2刺激薬、メチルキサンチン)
吸入が推奨され、効果不十分の場合は増量よりも他剤の併用が有効。

タバコ
約90%に喫煙歴。年齢、喫煙の暴露量で発症率上昇。
高齢の喫煙者では50%、60pack-year以上の70%

COPD患者ではタバコ煙による気道や肺の炎症反応が増強しており、禁煙後も持続する。

禁煙

無関心期
感心期
準備期
実行期
維持期
行動科学的アプローチ
喫煙と結びついている今までの生活行動パターンを変える。
喫煙のきっかけとなる環境を改善する。
喫煙の代わりにほかの行動を実行する。

禁煙補助薬
ニコチン
バニレクリン
医療用の経口禁煙補助薬。
α4β2ニコチン受容体に結合し、部分作動薬として作用することで、離脱症状やタバコへの切望感を軽減。
また、喫煙しても、α4β2ニコチン受容体にニコチンが結合するのを阻害し、喫煙から得られる満足感を抑制。
禁煙開始日の1週間前から服用。(Step Up)投与期間は12週間
SEは嘔気、不眠症、異常な夢、頭痛、鼓腸。また抑うつ気分、不安、焦燥、興奮…
めまいや傾眠、意識障害などが現れるので、運転など危険を伴う機械の操作は行わない。

スパイロメーター

スパイロメトリーは吸ったり吐いたりできるガスの量を測定する検査。

肺活量(VC:vital capacity) 単位L:1回の呼吸で肺から出し入れできる最大のガスの量。
年齢、性別、身長などによるので、予測肺活量を計算し、測定値/予測値×100%を指標とする。

努力性肺活量(FVC:forced vc):最大に息を吸った状態から最大限の力で一気に息を吐いた時のガス量。

1秒量(FEV1.0:forced expiratory volume):FVCの内、最初の1秒間に吐き出したガス量。

1秒率(FEV1.0%):FEV1.0 / FVC × 100
COPDなどの末梢性気道病変があると低下。

ハピネス薬局082-299-3089広島市南区翠5-17-15
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