調剤と情報 2017/01 Vol23-01

弛緩性便秘：運動不足、筋力低下、食事量の不足が原因。食物繊維と水分の摂取や、運動など腸に適度な刺激を与える。

Beers基準：高齢者に対して慎重な投与を要する、或いは控えるべき薬剤のリストとして米国で使用される。

70~80%：C型肝炎ウイルスによる急性肝炎のうち、持続感染が成立し慢性肝炎になる割合。

C型肝炎：肝細胞癌初発礼における原因として6割以上を占める。

60分：月１のボンビバ錠(月1静注の骨粗鬆症治療薬)100mgで、服用後、横にならず飲食、他の服薬を避ける時間。

CARGモデル：(Cancer Aging Research Group)化学療法の有害事象を予測するツールとして、年齢・癌種・化学療法レジメン・腎臓および血液学的な機能を評価項目とする。

扁平上皮癌：非小細胞肺癌のうち、約30%を占め、肺門部(入口近く)を好発部位としている。

腺癌：約50%、肺野部(奥の方)女性に多い。大細胞癌：約5%、肺野部。増殖が速い。

小細胞癌：約15%、肺門部。転移しやすい。

葉酸：ペメトレキセド（アリムタ：悪性胸膜中皮腫および非小細胞肺癌）のSEは葉酸の欠乏による。(そういう作用機序)
癌細胞の方がはるかに葉酸を必要とするため、阻害された状態に低用量の葉酸を投与すると正常細胞の必要量には足りる状態に。

作用機序(カマグ)：胃内酸性下でMgO+2HCL→MgCl₂+H₂0
腸管内でMgCl₂+2NaHCO₃→Mg(HCO₃)₂+2NaCl
炭酸水素マグネシウムが腸管内の浸透圧を高め腸内に水分を引き寄せ、内容物を軟化、また内容物を膨張させて、腸管に刺激を与える。

注意点：胃酸分泌抑制剤で作用が低下する。MgCl₂になることが必要ということと、溶解度がpH4.5ではpH1.2のときの1/40

NSAIDs併用で腎機能低下で高マグネシウムのリスクも考慮。
悪心・嘔吐・血圧低下（Caに拮抗)・除脈・皮膚潮紅・筋力低下・傾眠
(低Mg血症：吐き気・嘔吐・眠気・脱力感・痙攣ふるえ・食欲不振)

弛緩性便秘：運動不足、筋力の低下、食事量の不足。腸の緊張感低下、蠕動運動低下。内容物の通過に時間がかかり、水分再吸収により便が硬くなる。

直腸性便秘：便意の我慢、便秘薬の使い過ぎ。肛門付近に達した便や便秘薬による刺激に直腸が慣れてしまい反応が鈍い。

痙攣性便秘：ストレス・緊張・過労などで自律神経のバランスが乱れ腸の緊張情愛が高まって過敏になる。
便は小さくてコロコロ。腹痛を伴い、下痢と便秘を繰り返す。ガスもたまりやすい。