IT's AGENT
何首烏
薬理作用等については、㈱ツムラのデータ(漢方スクエア)を全面的に参考にして作成しています。
名 称
何首烏 (カシュウ)

Latin Name
Polygoni Multiflori Radix

基 原
タデ科ツルドクダミの塊根

分 類
補血薬 

中 医 学
滋陰・強壮・益精補血

Polygoni Multiflori Radix

用 途 等
強壮・強精、腰痛

薬理作用
抗高脂血症作用・肝障害抑制作用

能書・説明
何首烏カシュウ
原植物ツルドクダミPolygonum multiflorum Thunbergは中国原産であるが、日本の各地にも自生し、他の太い木などに巻きついて伸びるつる性の多年生草本で、高さ3~4mになる。地中には赤褐色~黒褐色の肥大した塊根が匍匐した地下茎に数個を付け走行する。7~8月に径約2mmの小さな白或いは紅色がかった白い花を密生する。根茎は長く、地中を走り、ところどころ塊状に肥大する。この塊根を乾燥したものを薬用とする。生薬の形状は肥大した不整の團塊状或いは不規則な紡錘形で、大きいものは小児の頭大になる。現在、日本での生産はなく、中国河南省(嵩県、盧氏)、湖北省(建始、恩施、羅田)、広西省(南丹、靖西)などからの供給に依存している。
肝腎を補い、精血を益し、便通を良くし、解毒の効果があり当帰飲子に配剤する。『本草綱目』に「昔、何首烏なるものが、藤の夜交るを見て採って服食し、それで効果があったというところから、その発見採集者の名に因んでこの草の名稱としたものだ…この薬草は本來の名は交藤といふのだが、何首烏なる者が服したといふ故事に因み、その人名をこの草の名に命けたのであって、唐の元和7年に、僧文象なるものが、茅やまの老道士に遇ってその話柄を聞き伝へ、またそれを聞いた李翔が何首烏傳と題する一篇の文を著作してある」と名称の言われの詳細を記している。
Polygoni Multiflori Radix

 何首烏を含む漢方処方と配合量

86
当帰飲子 
2

by IT's AGENT