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威霊仙
薬理作用等については、㈱ツムラのデータ(漢方スクエア)を全面的に参考にして作成しています。
名 称
威霊仙 (イレイセン)

Latin Name
Clematidis Radix

基 原
キンポウゲ科サキシマボタンヅルまたはその他近縁植物の根及び根茎

分 類
去風湿薬 

中 医 学
去風湿・通経絡

Clematidis Radix

用 途 等
神経痛、関節炎

薬理作用
降圧作用

能書・説明
威霊仙イレイセン
『本草綱目』で李時珍は「威とはその性の猛なることを意味し、霊仙とはその功力の神速なるをいったものだ・・」と解説し、「根は初めは黄白色だが、乾けば深黒色になる、俗に鐡脚威麗仙などと呼ぶのはそのためだ・・」と言及している。薬用とされる同属植物の多い生薬で、サキシマボタンヅルCle-matis chinensis Osbeck.、東北鉄線蓮C. manshurica Ruprecht、棉團鉄線蓮C. hexapetala Pallasなどが基原種。根及び根茎は何れも“威霊仙”の名で流通される。Clematis chinensis Osbeckは中国各地特に広西省、江蘇省、安徽省、浙江省を主とする山野や畑などに自生する多年生草本。日本でも沖縄などに野生がある。根茎は比較的に短く、多数の細長い円柱形の根を出す。茎は無毛に近い。夏から秋に円錐花序を頂生或いは腋生し、白い小さな花を多数付ける。萼が4枚で、花弁はない。
 痛風鎮痛、利尿、偏頭痛、神経痛、リウマチなどに効果があり、漢方薬方中の構成生薬として用いられる。生薬は短い根茎と多数の細長い根からなり、外面は黒褐色~淡黄褐色である。


 威霊仙を含む漢方処方と配合量

53
疎経活血湯 
1.5
88
二朮湯 
2.5

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