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忍冬
薬理作用等については、㈱ツムラのデータ(漢方スクエア)を全面的に参考にして作成しています。
名 称
忍冬 (ニンドウ)

Latin Name
Lonicerae Folium Cum Caulis

基 原
スイカズラ科スイカズラの葉及び茎

分 類
清熱薬 

中 医 学
清熱解毒・通路

Lonicerae Folium Cum Caulis

用 途 等
化膿性疾患、尿路の炎症性疾患、神経痛、リウマチ

薬理作用
脂質代謝改善作用・血小板凝集阻止作用

能書・説明
忍冬ニンドウ
『名医別録』の上品に収載される。当時は忍冬として茎や葉を用いていたが、その後、花を用いるようになり、金銀花の名で流通するに至り、中国では特に金銀花を使用する傾向にある。『本草綱目』には「茎、葉、花の功用は皆同じである・・」としている。また「一切の風湿気、および諸腫毒、廱疽、疥癬、楊梅諸悪瘡を治し、熱を散じ、毒を解す」と言及し、忍冬酒として服用すると非常に有効であるとの記述がある。
スイカズラは朝鮮半島、中国および日本の各地の野原や丘陵地に野生する常緑種で右巻きを特性とする蔓性の木本植物である。葉や茎を忍冬と称し薬用とするが、腫れものや利尿薬として用いることが知られる。生薬としてはスイカズラLonicera japonica Thunbergの葉および短い茎に対生する葉が用いられる。臭いはなく、味はやや渋い。葉の上面が緑色、下面は灰緑色を呈する新しいものが良い。秋から冬にかけて、葉のついた茎をとって刻み、天日で乾燥して調製する。現在、国内で収穫したものを使用しているが、中国でも同様に各地に分布し使用されている。花のもとにある蜜を子供が喜んで吸うことからスイカズラと呼び、また、寒さにも葉が残って冬を耐え忍ぶということから「忍冬」とも呼ばれている。花が白色から黄色に変わって白花、黄花を混ぜるので、「金銀花」の名がある。
Lonicerae Folium Cum Caulis

 忍冬を含む漢方処方と配合量

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治頭瘡一方 
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