名 称
羌活 (キョウカツ)
Latin Name
Notopterygii Rhizoma
基 原
中国(四川・雲南・甘粛省)に産するセリ科の多年草の根茎および根
分 類
去風湿薬
中 医 学
去風解表・去風湿・止痛
用 途 等
筋肉や関節のこわばりや疼痛、眼疾患、皮膚の掻痒、痙攣性疾患
薬理作用
鎮痛作用・インターフェロン誘起作用・脂質過酸化抑制作用
能書・説明
羌活 キョウカツ
Notopterygium incisum Ting ex H.T. Chang又はN. forbesii Boissieuの根茎及び根を基原種として使用、流通される。過去の本草書には見解の相違が見られる。『本草綱目』では独活の項で解説、別名に“羌活”、“羌青”『神農本草経』、“獨揺草”『名医別録』を載せ、「獨活なるものは羌活の母である…獨活は羌中から來るものを良とする故に羌活の名がある。これは一物中の二種類である」と記述がある。唐羌活は四川省、青海省に産する。9から10月複散形花序を頂生、或は腋生、小散形花序に20~30個の白色の花を付ける。生薬はやや湾曲した円柱形~円錐形の質は軽く、ややもろくて折りやすい。特異なにおいがあり、味は初め、わずかに酸味があり、後にやや辛く、わずかに麻痺性である。横切面には多くの放射状の裂け目があり、皮部及び髄には油道による褐色の細点が点在する。
薬能は「湿を除き、頭、首、顔、腰、背中、足の筋肉や関節の痙攣や痛みを治す」で漢方方剤への応用がある。
羌活を含む漢方処方と配合量
53
疎経活血湯
1.5
97
大防風湯
1.5
124
川芎茶調散
2