名 称
桂枝
カ ナ
ケイシ
基 原
クスノキ科ケイの樹の細い枝を細かく刻んだもので木部を含む。中医学では桂皮と桂枝は薬能に従って使い分けることもある。しかし日本漢方では、桂皮のほうが味、香り、効能に優れているため、ほとんどの場合、桂皮を使用している。
中医学薬能
発汗解表 ・ 温通経脈 ・ 通陽化気
薬理作用
発汗解熱作用 ・ 鎮静・鎮痙作用 ・ 末梢血管拡張作用 ・ 血圧降下作用 ・ 抗血栓作用 ・ 放射線障害防護作用 ・ 抗潰瘍作用 ・ 抗炎症・抗アレルギー作用 ・ 抗菌作用 ・ 水分代謝調節作用 ・ 消化吸収抑制作用
適 用
頭痛、発熱 ・ 軽い悪寒 ・ 発汗し痛みがあるとき
関連処方
安中散 ・ 茵蔯五苓散 ・ 葛根湯 ・ 桂枝湯 ・ 桂枝加朮附湯 ・ 桂枝加竜骨牡蠣湯 ・ 桂枝茯苓丸