淋菌
Neisseria gonorrhoeae
[ ナイセリア属 ]
グラム陰性双球菌
MEMO
ナイセリア属の菌は全部で11種類あり、病原性のものは淋菌と髄膜炎菌のみ。
淋病、角結膜炎、咽頭炎などの原因となる。 その他の9種類のナイセリア菌は全て口腔内に存在する常在菌。粘膜から離れると数時間で感染性を失う。
宿主が気管支炎や風邪などの感染症に罹患する毎に、医師から処方される抗生剤の被曝を頻回に受ける結果、様々な抗生剤に対して耐性を獲得する。
オーラルセックスで浸入した淋菌は、親戚である口腔内のナイセリア菌と遺伝子組み換え(交差現象)を行い、容易に抗生剤耐性を獲得すると考えられる。
ニューキノロン系合成抗菌薬のオフロキサシン、シプロフロキサシン、レボフロキサシン等に対して高度耐性を獲得している。
クラミジアとの重複感染も稀ではない。