IMO
便秘の処方だが、基礎代謝が上昇するのでダイエット目的で服用しているケースもあるよう。
ツムラのサイトを参照したところ
京都府立医科大学第一内科学教室のデータによれば、基礎代謝の有意な上昇、体重の有意な減少が認められた。
また、AST、ALT、γGTPの有意な減少、HbA1cの低下も認められ、脂肪肝や耐糖能異常の改善作用も有する。
麻黄に含まれるエフェドリンがノルエピネフリン分泌を促進し0、ノルエピネフリンが、余剰エネルギーを熱に変えて消費する褐色脂肪細胞や中性脂肪の形でエネルギーを蓄積する白色脂肪細胞のアドレナリン受容体と結合して、両細胞内でcAMP活性を高める。
甘草、荊芥、連翹に含まれるキサンチン誘導体は、cAMP分解酵素のホスホジエステラーゼを阻害し、両細胞内におけるcAMP活性の持続時間を延長。
その結果、褐色脂肪細胞では熱産生が、白色脂肪細胞では脂肪分解が促進されるというモデルが提唱されている。
十八味で構成された処方で、解表、清熱、瀉下作用を兼ね備えている。
肥満、硬い太鼓腹、便秘、のぼせなどが適応症候になる。