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修治附子末
薬理作用等については、㈱ツムラのデータ(漢方スクエア)を全面的に参考にして作成しています。
名 称
修治附子末 (シュウチブシマツ)

Latin Name
Aconiti Tuber (Aconiti Radix / Aconiti Radix Processa)

基 原
キンポウゲ科ヤマトリカブトなどの塊根

分 類
散寒薬 

中 医 学
回陽救逆・温脾腎・散寒止痛

Aconiti Tuber (Aconiti Radix / Aconiti Radix Processa)

用 途 等
悪寒、手足の冷えや関節痛、水分代謝が悪化したもの

薬理作用
心臓への作用(強心 昇圧 心拍数亢進など)・鎮痛作用・抗炎症作用・血糖降下作用・血管拡張作用・肝機能増進作用(蛋白合成能増進など)・抗ストレス潰瘍作用・性ホルモンヘの作用

能書・説明
修治附子末シュウチブシマツ
美しい花には毒があるとの喩えがあるが、古くから矢毒に使われるなど強い毒性を持つトリカブト類は北半球の寒帯から温帯にかけ広く分布し、日本及び中国には各々70種前後が分布、多くは有毒種で各地で調製、加工されて薬用として用いられる。日本産はオクトリカブトAconitum japonicum Thunb.などの野生品とハナトリカブトA. carmichaeli Debx.が栽培され、中国ではハナトリカブトが四川省江油、陝西省西漢方面での栽培がある。ハナトリカブトは元々中国四川省を中心に11世紀辺りから栽培されているが、日本へは享保年間にその苗が入り、花を鑑賞用として栽培がされていたが、薬用としての有効性が認められ、近年では薬用種として広く栽培されている。一般的にはハナトリカブトが栽培され、修治して生薬“加工附子”として利用される。原植物は高さ60~150cm。日本では北海道、岩手県などが主な栽培地。冷涼もしくは寒冷を好み、夏季は適湿で強い日光を避けられる条件が良い。8月下旬~9月上旬頃、蕾が見えは始めたら開花させないうちに摘み取る。9月下旬から10月に掘り取る。悪寒、腹痛、厥冷、失精、不仁、身体骨節疼痛、四肢沈重、疼痛を治し、傍ら下痢、小便不利、胸痺を治す。リウマチ系疾患における関節炎、慢性腰痛、神経痛、更年期不定愁訴などの痛み、血流改善、心不全による浮腫改善など、痛みの諸改善薬としての応用がある。
Aconiti Tuber (Aconiti Radix / Aconiti Radix Processa)

 修治附子末を含む漢方処方と配合量

7
八味地黄丸 
0.5
18
桂枝加朮附湯 
0.5
30
真武湯 
0.5

97
大防風湯 
1
107
牛車腎気丸 
1
127
麻黄附子細辛湯 
1


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