010:柴胡桂枝湯

レビュー

桂枝湯と小柴胡湯を合わせたもの。
風邪の引き始めには桂子蕩、裏に進んだものは小柴胡湯が使われるが、その中間の状態に使う。 使いやすい処方かも。
柴胡剤でもある。柴胡は裏の熱を取る。体の熱やみぞおちのつかえを改善する。胸脇苦満が指標。
ひき始めのカゼのような状態だが、少々頭痛がしたりして、口の渇き、口が苦い、みずおちの不快感なども出始めているような
太陽病から少陽病への移行期(口が苦い、胃腸の調子が悪い)に使用する。

構成

桂枝湯桂皮4芍薬4大棗4生姜1.5甘草2
小柴胡湯柴胡7半夏5黄岑3人参3大棗3生姜1甘草2
柴胡桂枝湯桂皮2芍薬2大棗2生姜1甘草2
柴胡5半夏4黄岑2人参2
発熱汗出て、悪寒し、身体痛み、頭痛、はきけのあるものの次の諸症:
感冒・流感・肺炎・肺結核などの熱性疾患、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胆のう炎・胆石・肝機能障害・膵臓炎などの心下部緊張疼痛
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