024:加味逍遥散

レビュー

柴胡は含むが黄岑はなく、柴胡剤ではないが、柴胡があるので分類しておく。
逍遥散に清熱薬の梔子、駆瘀血薬の牡丹皮を加えたもの。
逍遥とはそぞろ歩きのことで、症状が安定しない不定愁訴に使われ、更年期障害に頻用される。
神経症的傾向が強い場合。男性にも使用される。
瘀血、血虚 の血流をよくし、また上半身の熱をとり、バランスを保つ。
手足の冷え、のぼせ、生理不順や生理痛、頭痛、肩こり、けん怠感、不眠、神経症など。

構成

加味逍遥散柴胡3茯苓3蒼朮3当帰3牡丹皮2薄荷1山梔子2芍薬3生姜1甘草1.5
体質虚弱な婦人で肩がこり、疲れやすく、精神不安などの精神神経症状、ときに便秘の傾向のある次の諸症:
冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症
Topへ