019:小青竜湯

レビュー

東の青龍・南の朱雀・西の白虎・北の玄武の四神になぞらえて、麻黄の色をもとに名づけられた。
体を温め、体内の水はけをよくし、さまざまな症状を改善する。五味子は固渋薬で鼻水を止める。
厚生労働省の再評価試験でアレルギー性鼻炎に対する有効性が確認されている。
しかしながら、細辛は乾かす作用が強く、長期に使うべきでないという意見もある。麻黄も問題。間質性肺炎の報告もある。
少なくとも、麻黄附子細辛湯との併用は避けなければならないだろう。

構成

麻黄湯麻黄5桂皮4甘草1.5杏仁5
小青竜湯麻黄3桂皮3甘草3半夏6乾姜3芍薬3五味子3細辛3
1 下記疾患における水様の痰、水様鼻汁、鼻閉、くしゃみ、喘鳴、咳嗽、流涙
気管支喘息、鼻炎、アレルギ-性鼻炎、アレルギ-性結膜炎、感冒

2 気管支炎
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