038:当帰四逆加呉茱萸生姜湯
レビュー
桂枝湯の生姜を除いて、当帰、細辛、木通を加えたものが当帰四逆湯。四逆とは手足の冷え。
当帰は補血、細辛は辛温解表、木通は利水で炎症性疾患にも使われる。
それに、生姜を戻し、呉茱萸を加えたもの。
呉茱萸は散寒薬で解熱消炎、冷え性・神経痛・リウマチ・婦人病に使われる。
生姜で胃腸もよくすることで、体を温め循環を改善。
冷えて水や血の循環が悪いことによる体調不良、炎症、腹痛に使う。
建中湯であり急な冷えによる腹痛に湯に溶かして服用するとよいらしい。
構成
小建中湯桂皮4芍薬6大棗4生姜1甘草2膠飴10
当帰四逆加呉茱萸生姜湯桂皮3芍薬3大棗5生姜1甘草2呉茱萸2細辛2当帰2木通3
手足の冷えを感じ、下肢が冷えると下肢又は下腹部が痛くなり易いものの次の諸症:
しもやけ、頭痛、下腹部痛、腰痛