014:半夏瀉心湯

レビュー

瀉心とは心窩部のみぞおち付近の痞えを除くという意味らしい。
半夏は止咳化痰薬・化湿薬で呼吸器系と消化管の停滞(胃部ポチャポチャ音や吐き気)に使われる。
口内炎や下痢、不安・不眠などの神経症状を伴う場合に。
瀉心湯だが瀉下薬(大黄)が含まれないので下痢にも使える。
二日酔の適応あり。(五苓散・茵蔯五苓散・黄連湯)

構成

三黄瀉心湯黄芩3黄連3大黄3
半夏瀉心湯黄芩2.5黄連1半夏5人参2.5甘草2.5乾姜2.5大棗2.5
みぞおちがつかえ、ときに悪心、嘔吐があり食欲不振で腹が鳴って軟便または下痢の傾向のあるものの次の諸症:
急・慢性胃腸カタル、醗酵性下痢、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症
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