046:七物降下湯
レビュー
北里研究所附属東洋医学総合研究所長 大塚敬節氏の作られた処方。
血圧、眼圧、動脈硬化の改善を目指したもの。
増血,止血,鎮静,強壮の四物湯を元に血圧を下げる生薬を加える。
釣藤鈎は鎮痙薬でてんかんとかひきつけとかだが、毛細血管を拡張する作用があるらしい。
黄耆は補気薬だが、これも毛細血管を拡張するらしく、それにより寝汗がとまるとのこと。
傷の肉の上がりが悪い時にも黄耆は有効。
黄柏は地黄が胃に触るので健胃薬として含まれている。
動脈硬化、高血圧。
構成
四物湯地黄3当帰3芍薬3川芎3
七物降下湯地黄3当帰4芍薬4川芎3釣藤鈎3黄耆3黄柏2
身体虚弱の傾向のあるものの次の諸症:
高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重)