053:疎経活血湯湯
レビュー
経絡よく疎通し,血を活かす。筋肉経絡に停滞している血をめぐらして筋肉の痛み,リウマチの痛み,神経痛の痛みを治す。
瘀血と水毒と風と冷えを兼ねているもので,筋肉,関節,神経に痛みを発し,特に腰より下に痛みを発したものを目標。
四物湯に桃仁を加えて下腹の痕血をめぐらし,血行をよくし血を活かす。
茯苓,蒼朮,陳皮,羌活,白芷,威霊仙,防已,竜胆は経絡をよく疎通して腰や脚の風と湿を去り、
牛膝は特に下肢の湿気を除き、腰や脚の痛みを治す。
筋肉・関節・神経の痛み、とくに腰から足にかけての痛みがある。夜間や冷えた時に悪化する傾向がある。
中年以後に用いることが多い。
腰痛症、坐骨神経痛、筋肉痛、神経痛、関節痛。
構成
四物湯地黄3当帰3芍薬3川芎3
疎経活血湯地黄2当帰2芍薬2.5川芎2桃仁2牛膝1.5防風1.5生姜0.5甘草1
威霊仙1.5茯苓2蒼朮2陳皮1.5羌活1.5白芷1防已1.5竜胆1.5
関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛