011:柴胡桂枝乾姜湯
レビュー
栝楼根は補陰薬、清熱潤燥、排膿消腫で口渇に使われる。
ツムラのサイトから
小柴胡湯に桂皮、乾姜、栝楼根、牡蠣を加え、半夏、人参、大棗、生姜を除いた処方。
手足の冷え、肩こり、臍上悸(せいじょうき:気逆を示す)が代表的な適応症候で、のぼせ、自汗、口乾、不眠などの
神経症状、軽い胸脇苦満を伴うこともある。
消炎解熱作用(柴胡、黄岑)、散寒作用(乾姜)、補陰作用(栝楼根)、安神・鎮痙作用(牡蠣)により、これら症状を静める。
構成
小柴胡湯柴胡7黄岑3甘草2半夏5人参3大棗3生姜1
柴胡桂枝乾姜湯柴胡6黄岑3甘草2桂皮3乾姜2牡蠣3栝楼根3
発体力が弱く、冷え症、貧血気味で、動悸、息切れがあり、神経過敏のものの次の諸症
:更年期障害、血の道症、神経症、不眠症