057:温清飲

レビュー

四物湯と黄連解毒湯の合方。
温め潤し血行を改善する働きと、熱を冷まし炎症を静め止血する働きを合わせ持つ。
温清飲は内を温め外を清すという意味らしい。
例えば、あかぎれは温めて治す四物湯がよいが、炎症を起こしている場合はその部分は冷やしたいので黄連解毒湯を加える。
要するに温清飲を用いる。炎症がよくなれば、温清飲から四物湯に戻してやる。

構成

四物湯地黄3当帰3芍薬3川芎3
黄連解毒湯黄芩3黄連2黄柏1.5山梔子2
温清飲地黄3当帰3芍薬3川芎3
黄芩1.5黄連1.5黄柏1.5山梔子1.5
皮膚の色つやが悪く、のぼせるものに用いる:
月経不順、月経困難、血の道症、更年期障害、神経症
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