67 処方される漢方について考える

067:女神散

レビュー

清熱薬に桂皮も含め補気の人参、理気薬の香附子、檳榔子、木香を加え、芳香性健胃の丁子、利水化湿の蒼朮。
炎症を静めながら、体力の回復を図り、元気を保つ感じか。
理気薬多めで、もともとは軍隊で兵士の神経症を治す目的で使われていて、精神神経症状を訴える男性にも効果があるとのこと。
血の道症に効果があることからつけられた名前ではある。
のぼせ、めまいがあり、月経異常、不安、動機、不眠、頭痛、耳鳴り、肩こりなど慢性で多彩な精神神経症状を目標に。

構成

温清飲黄芩1.5黄連1.5川芎3当帰3地黄3黄柏1.5芍薬3山梔子1.5
女神散黄芩2黄連1川芎3当帰3
人参2桂皮2甘草1蒼朮3丁子1香附子3檳榔子2木香1
のぼせとめまいのあるものの次の諸症:産前産後の神経症、月経不順、血の道症
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